スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オプション講座 第10回「初級戦略その1」

※オプション講座のレジュメアップについて
今行っている講座のレジュメをブログでアップしていくことにさせていただいております。
あくまで、これを素材に色々とお話をさせていただくことを前提としたレジュメですので、
これだけでは、内容は完全には分からないかとは思います。
ですが、もし、投資にあたってなにかのヒントになれば、という思いで掲載させていただきます。

----------------------------------------------------------------
※今回積み上げるもの
初級戦略を組む思考回路をつくりあげる


1,多様な選択肢

(1)選択肢の多いオプション

・コール or プット 

・限月(おおよそ、期近から期先まで4つくらいは流動性有り)

・権利行使価格(おおよそ、20前後くらいは流動性有り)


つまり、2×4×20=160

約160種類ものオプションが存在し、その中からポジションをつくることになる。




(2)複雑なポジションのつくり方

個々のオプションの売買に集中

売買戦略の組み合わせ(コンビネーションストラテジー)に進む

数種類の売買がからむ複雑な戦略を組む




2、売買戦略の組み合わせ

(1)ロングストラドル
ATMのコール買い + ATMのプット買い(同限月・同比率)

☆損益図

東証のウェブサイトで確認できます。


☆特徴

・上下どちらでも、大きく動けば利益になる。
・極度の買い戦略であるため、IVが低いときに仕掛ける。
・損失はプレミアムに限定。



(2)ロングストラングル
OTMのコール買い + OTMのプット買い(同限月・同比率)

☆損益図

東証のウェブサイトで確認できます。


☆特徴

・上下どちらでも、大きく動けば利益になる(ロングストラドルよりも大きな動きが必要)。
・極度の買い戦略であるため、IVが低いときに仕掛ける。
・損失はプレミアムに限定。



(3)ショートストラドル(ガッツ)
ATMのコール売り + ATMのプット売り(同限月・同比率)

☆損益図

東証のウェブサイトで確認できます。


☆特徴

・横ばい相場となれば利益になる。
・極度の売り戦略であるため、IVが高い時に仕掛ける(しかし、動く気配がないとき)。
・ATMはもっとも時間的価値を含んだオプションであるため、売りに優位性はある。
・しかし、最も危険な売り戦略であり、他にヘッジを組んで使いたい。
・損失無限

<こぼれ話>
ベアリングス銀行を倒産させたニックリーソンが最後の大勝負に出た際に使用したポジションがこのショートストラドルだと言われています。
しかし、このショートストラドル。
別称「ガッツ」と言われているだけあって相場変動時のリスクが半端ではありません。
結局、ニックリーソンがショートストラドルを組んだあと日経平均は下がり続けて、相当の損失を出して銀行を破綻させてしまいました。




(4)ショートストラングル(ニュートラル)
OTMのコール売り + OTMのプット売り(同限月・同比率)

☆損益図

東証のウェブサイトで確認できます。


☆特徴

・横ばい相場となれば利益になる。
・IVが高い時に仕掛ける(しかし、あまり動く気配がないとき)。
・OTMはATMほど時間的価値を含んでいないが、その分リスクが減らせる。
・損失無限



(5)ブル・コール・スプレッド
ATM付近のコール買い + OTMのコール売り(同限月・同比率)

☆損益図

マネックスのウェブサイトにて確認できます。


☆特徴

・日経平均に対し強気(ブル)の時に仕掛ける。
・損失はプレミアムに限定。
・利益も限定。




(6)ブル・プット・スプレッド
OTMのプット買い + ITMのプット売り(同限月・同比率)
(OTMのプット買い + ニアOTMのプット売り でも可)

☆損益図

「オプションマスター“ウィザード”への道」さんで確認できます。


☆特徴

・基本的にはブル・コール・スプレッドと同じ。

※しかし、ブル・コール・スプレッドの方がシンプルなので、このブル・プット型は、どちらかというとプット買いのポジション調整のときに利用する。

※具体例
日経平均の下落を予想してプット買い

↓しかし、思惑に反して相場上昇

ITMプットを売ってポジションを「ブル」に反転



---------------------------------------------------------------------

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村
↑現在100位
もしよろしければ、1クリックをよろしくお願いします<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

人気ブログランキングへ
↑現在33位
楽しんでいただけましたらば、1日1票宜しくお願いします。

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
↑現在6位!!!
応援ありがとうございます!!
スポンサーサイト

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎オプション講座 第9回「驚きについて考える」

※オプション講座のレジュメアップについて
今行っている講座のレジュメをブログでアップしていくことにさせていただいております。
あくまで、これを素材に色々とお話をさせていただくことを前提としたレジュメですので、
これだけでは、内容は完全には分からないかとは思います。
ですが、もし、投資にあたってなにかのヒントになれば、という思いで掲載させていただきます。

----------------------------------------------------------------

※今回積み上げるもの
『驚き』についての思考を深める

1,驚きとはなにか
(1)驚きとは

「現実に対する自分の描写と本当の現実とが合致していない時に起こる現象」
※あくまで投資にて利益をあげるために有効だと考えられる捉え方であって、辞書的な定義とは異なります。



(2)利益もリスクも「驚き」の中に潜む

単に、OP買い・OP売りのタイミングをはかるのみでなく、
市場の動きも「驚き」と密接に関連する。

a、市場の反応
よくある質問
「充分に悪い経済指標が出ているのに、なぜ市場は下げずに好感するのですか?」

市場の反応という問題はなかなか難しい問題で、ひと括りにするのが難しいのですが、
強引にまとめると、この質問に対する答えは以下の2点に集約できるのではないかと思います。


b、予測値よりはよかった
市場の反応、すなわち人の反応は
驚きという概念と密接に関わっていると、私は考えています。
自分の考えとのギャップがあるからこそ、反応があると。
この点、「驚きとはなにか」を示唆するよい例がありますので、引用したいと思います。



-------------------------------------------------------------
以下、引用

アリは常識というものをもっているのだろうか。この問いかけに対し、
社会生物学の創始者でピューリツァー賞を二度受賞したハーヴァードの昆虫学者エドワード・O・ウィルソンは、こう答えた。
「もし常識という言葉が、それまでうまくいっていた一連の経験則に従って生活しながらも、
その経験則を特別に詳しく検討もしないで生きていく方法を意味するのなら、確かにアリは常識をもっているといえるだろう。」
ウィルソンの判断基準で浮き彫りにされているのは、驚きが、一連の規則に従って行動するという考え方と密接に結びついている、という点だ。
日々の出来事を生み出している現実をめぐる規則が、常識をもとにした経験則に離反したとき、驚きが現れてくる。

以上、ジョン・L・キャスティ著「複雑性とパラドックス なぜ世界は予測できないのか?」より引用
-------------------------------------------------------------

このように、驚きというのは「常識をもとにした経験則に離反したとき」に現れるものだと考えると、
経済指標の発表と市場の反応との関係も分かりやすくなります。

この場合の経験則とはなにか。
これは様々な考えや手法で導き出された予測値であると思います。
なぜならば、予測値とは経験則に従って導き出された数字であるからです。
「こういう資料があるから、こういう数値になるだろう」と。

したがって、予測値どおりであれば経験則に離反していないため、反応は薄くなりますし、
予測値よりよければ、経験則に良い意味で離反し、例え悪い数値でもよい反応が得られます。



ここまで、やや難しくいいましたが、
これは全く難しい問題ではありません。

自分の経験に照らし合わせると簡単にイメージできるかと思います。
学校のテストにて
「しくじった、これは30点くらいになることを覚悟しておかないと」
と思っていたら意外や意外、返ってきたテストは50点だったと、
そういう場合、たとえ絶対的な点数としては高得点とはいえなくとも、
自分の予測値よりはよかったわけですから、結果「よかった」とプラスの反応があるのです。


c、あまりの悪さに底打ちと考えた
では、予測値よりも悪い場合はどうかというと、
先ほどの例からすると「50点かと思っていたら30点だった」
というわけで、
通常なら悪い反応をするはずです。
しかし、あまりに悪い場合は

「もうこれ以下はない」

「ということは、次は上がる」


と考えて、好反応することがあります。(負のフィードバックが働く)
市場は、通常実体経済に先行した数字を出しますから、
次の上昇分を織り込んで株価も上昇するという仕組みとなります。


d,リスクへの適用
さて、ここまで指標と市場の反応についてお話してきましたが、
今回使用した判断基準である「経験則との離反」は投資全体に適用しうるものだと思います。

例えば
相場の思わぬ変動=リスクと考えれば。
リスクとは、まさに経験則とのギャップに生まれるものだと考えてよいかと思います。
リーマンショックでは暴落し
GM倒産では小動きに終わったのも、その点に答えがありそうです。



(3)現実描写の方法

・科学的AP:モデル化
現実世界での経験を数学的形式の記号と規則へとコード化して、その形式を使い将来への予測を行う

科学APの「驚き」は、「モデル」と「現実」との差

モデル化の例:H2+O=H2O

これは、「水素2と酸素1の混合物から、なぜ水という透明な液体ができるのか?」という問いに対する以下のような思考作業を経て完成されたモデル。

「思考作業」
水素や酸素の分子構造を記述する化学や物理学からさまざまな規則をとりだしてくるとともに、
2つの原始はどのようにくっついて1つの化合物を生み出すかという原理を持ち出してくる。
(※「原理」とは、考えたり行動するときの根本的な法則.)
さらに、HとOという記号を導入すると、すべては記号を使ってH2+O=H2Oとコンパクトに表せる。



・数学的AP:数学的証明による繋ぎ




・論理学的AP:常識ベースの連想ゲーム




☆市場は上記3つの方法を核として使用して現実を描写している
市場=直接的・間接的プレイヤーの集合体





2、驚きの「素」

(1)遠視な「知」
※遠くがぼやけて見え、近くはもっとぼやけて見えてしまう


☆知の一般特性
あるシステムを真に理解するためには、そのシステムの外に出なければならない

・「ある数学分野の命題の真偽はその分野から別の分野に歩み出ないと決定しえない」(ゲーデル)

↓つまり

現象を認識する際、混乱から抜け出す方法は「そのシステムから飛び出る」こと
(※この文字も近づくとただの黒い染み)


↑なぜこんなことを考えなければいけないか?

☆ミクロの合理性は往々にしてマクロをゆがめてしまう


↓つまり

そこに、リスクやチャンスが集中しやすい!!!


※アラバマパラドクス
総議員定数が から に 増えた場合, どの選挙区の議員定数も減少しないという性質を総議員定数特性という。
総議員定数が増えているにもかかわらず, ある選挙区の定数が減るのを避ける必要がある.。
最大剰余数法を採用していた1881年当時の米国議会において, 総定数299のときに定数8を有していたアラバマ州が総定数300になったときに定数が7に減少した. それ以来このような現象をアラバマパラドックスと呼ぶようになった。



※最大剰余数法
議員数(小選挙区なら=選挙区数)を割り当てる方法のこと。
一票の格差を小さくし、死に票を少なくするために考えられた。

現在の日本の衆議院の小選挙区(300)の配分方式もこの方法でなされている。
流れは以下のとおり。

(1) まず全47都道府県に1議席を割り当てる
(2) 残りの254議席を県ごとに、人口に従って「最大剰余法」で割り当てる
.(a) まず、全人口で総定数を割って、<1議席当たり人口>を出す。
.(b)<各県の人口>を<1議席当たり人口>で割る。
.(c) (b)の結果を<整数部分>と<小数点以下>に分ける
.(d) まず、各県の<整数部分>の議席を確定させる。
.(e) 総定数に満たない議席は、<小数点以下>が大きいものから順に割り当てる
(3) (1),(2)の合計議席を県内で適当に区割する。





3、特に「驚き」が生じやすい経済予測の世界

↓なぜか?

「効用の最大化」幻想の弊害!

※「効用の最大化」
行動の総和から、できるだけ多くの満足を得ようとすること。


・エコノミストは人間の経済活動は「合理的」だと考えて予測をする。

↓しかし

・リチャード・バーンスタインとジェイムズ・メイサーの示すところによると…



(1)今100ドル or 1週間後に120ドル
(2)今100ドル  or 1年後に130万ドル

それぞれの場合にどちらを選択するか?




4、フィードバック

・アダム・スミス的世界
「神の見えざる手」=負のフィードバック(供給・需給関係)



・ブライアン・アーサーの指摘
正のフィードバックも時々起こる(VHS、ベータ)


☆株価にも、同様のことがいえる

負のフィードバックが働くか、それとも正のフィードバックが働くか、
この見極めがOPでは極めて重要!!

(※テクニカルが機能しているか?など)



カタストロフィ理論―極大を見極める!

※カタストロフィー理論
カタストロフィーとは周期的な秩序だった現象の中から不意に発生する無秩序な現象の総称。




---------------------------------------------------------------------

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村
↑現在71位
もしよろしければ、1クリックをよろしくお願いします<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

人気ブログランキングへ
↑現在27位
楽しんでいただけましたらば、1日1票宜しくお願いします。

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
↑現在3位!!!
応援ありがとうございます!!

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎オプション講座 第8回「OP裸買い・裸売り戦略を検証する」

※オプション講座のレジュメアップについて
今行っている講座のレジュメをブログでアップしていくことにさせていただいております。
あくまで、これを素材に色々とお話をさせていただくことを前提としたレジュメですので、
これだけでは、内容は完全には分からないかとは思います。
ですが、もし、投資にあたってなにかのヒントになれば、という思いで掲載させていただきます。

----------------------------------------------------------------

※今回積み上げるもの
学んだOP性質を売買戦略に結びつける

1,OP裸買い
※OP裸買いとは、単独のOP買いのこと

(1)取引データ
・買い
・コール or プット
・権利行使価格
・プレミアム
・枚数



(2)プラス要素
・損失額限定


・レバレッッジ効果


・爆発力(ボラ効果)




(3)マイナス要素
・タイムディケイ


・利益確率低い




(4)どういうときに建てるべきか
・「大きく動く直前」に「なるべく期先」のOPを買う


・IVが低いとき


・ボラ爆発期待のため、「OUT」の方が望ましい




2,OP裸売り

(1)取引データ
・売り
・コール or プット
・権利行使価格
・プレミアム
・枚数




(2)プラス要素
・タイムディケイ


・利益確率高い




(3)マイナス要素
・損失額無限


・爆発力(ボラ効果)




(4)どういうときに建てるべきか
・「大きく動かないとき」に「なるべく期近」のOPを売る


・IVが高いとき




・ATM・OTMそれぞれにメリット



☆ATM
たっぷりと時間的価値を含んでいる
最も脂ののったOP


↓しかし


IV低い
ただし、インする可能性がそれなりに高い
買い手がなかなか諦めない





☆OTM
時間的価値少なめ
脂ののりは悪い


↓しかし


IV高い → ヘッジ目的に適うから
ただし、インする確率低い
買い手が諦めやすい




◎「大きく動かない」とは → 驚きが少ないということ


では、「驚き」とは何か?

---------------------------------------------------------------------

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村
↑現在87位
もしよろしければ、1クリックをよろしくお願いします<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

人気ブログランキングへ
↑現在29位
楽しんでいただけましたらば、1日1票宜しくお願いします。

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
現在5位!
応援ありがとうございます!!

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎オプション講座 第7回「復習と売買方法など」

※オプション講座のレジュメアップについて
今行っている講座のレジュメをブログでアップしていくことにさせていただいております。
あくまで、これを素材に色々とお話をさせていただくことを前提としたレジュメですので、
これだけでは、内容は完全には分からないかとは思います。
ですが、もし、投資にあたってなにかのヒントになれば、という思いで掲載させていただきます。

----------------------------------------------------------------

オプション講座 第7回「復習と売買方法など」
※今回積み上げるもの
疑問点から理解を深める

1,SPAN証拠金
前回の講座時間にて、SPAN証拠金の話が出ましたので、この機会に理解を深めておきたいと思います。

(1)証拠金とは
先物取引,オプション取引は対象とする原資産の将来の値段で,利益あるいは損失が決定。
その場合にも,決済の履行を確保できるようにするために証拠金が必要となる。

↓つまり…

証券会社や取引所の保険のために証拠金が必要



(2)どのような場合に証拠金が必要か?
①先物取引
先物取引の場合,売り手,買い手とも予想が外れると,損失は拡大。
→売り手も買い手も証拠金を差し入れる必要あり。


②オプション売り
オプションの売り手は予想が外れると,損失が拡大。
→証拠金を差し入れる必要あり。


③オプション買い
オプションの買い手は予想が外れても,損失はプレミアムのみに限定。
→証拠金を差し入れる必要なし



(3)証拠金はいくら必要か?
先物・オプション取引に係る証拠金所要額

そのポートフォリオから将来発生する恐れのあるリスク(予想損益額)をシミュレーション等を行うことにより求めたSPANで計算される額(=SPAN証拠金額)に,ネット・オプション価値を考慮した額。

簡単にいうと…
「証拠金所要額=SPAN証拠金額 ― ネット・オプション価値の総額」

※SPAN証拠金額
理論上相殺できる損失額を差し引いて,相場の上げ下げ等によりポートフォリオ全体で損失となる可能性のある金額。

※ネット・オプション価値の総額
ネットオプション価値の総額は,デフォルト等によってポジションを清算する場合におけるオプションの清算コストやオプションが権利行使された場合等に生じるリスクをカバーするために考慮するもので,買いオプション価値の総額から,売りオプション価値の総額を差し引くことによって求める。

↓つまり…

「ネット・オプション価値の総額= 買いオプション価値の総額-売りオプション価値の総額」

※「買いオプション価値= ロング・ポジション(買い超建玉)×清算価格×取引換算額」
※「売りオプション価値= ショート・ポジション(売り超建玉)×清算価格×取引換算額」

※清算価格:その日の理論価格等。
※取引換算額:日経225オプションにおいては1,000円。


(4)現実の取引では
証券会社に「証拠金シミュレータ」があるのが普通。
そちらを利用して証拠金を調整する。


※証拠金の管理が非常に重要!!




2,タイムディケイ
こちらも話題にでましたので、復習がてら理解を深めたいと思います。

(1)タイムディケイ
「Time Decay」
訳すと「時間価値の老巧化」

↓なにを意味するのか?

「満期までの残存期間が短くなればなるほどオプションのプレミアムは安くなる」


・タイムディケイの罠

・タイムディケイはオプション買い手にとっては敵、売り手には味方


(2)タイムディケイの回避方法
①残存期間の長いオプションを購入する
・急速なタイムディケイが始まるのは残存期間が1ヶ月を切ったあたり。


②ディープ・イン・ザ・マネーやディープ・アウト・オブ・ザ・マネーのオプションを購入する
・DITMやDOTMにおいてオプションのプレミアムはほとんどゼロになる。
※ただし、DITMの取引は225オプションにおいてはほとんどない。


③残存期間のほとんどないオプションを購入する
・残存期間がほとんど残っていなければ、時間的価値も大半が失われてプレミアムが安くなり、結果的にタイムディケイの影響を防ぐことができる。

が、この戦略は丁半博打でしかない。


④短期売買を行う




3,SQ(Special Quotation)

(1)メジャーSQとマイナーSQ
SQには、「メジャーSQ」と「マイナーSQ」と呼ばれる2種類が存在。
メジャーSQは先物取引の清算日である3月、6月、9月、12月のそれぞれ第2金曜日。
マイナーSQは、それ以外の月(同じく第2金曜日)。

オプション取引の清算日は毎月あるため、先物取引とオプション取引の清算が重なるSQをメジャーSQと呼ぶ。
メジャーSQ時は、寄付きでより多くの売買がなされて売買高が大きく膨らみ、株価の変動率も大きくなる傾向あり。




(2)なぜSQが必要か?
商品先物市場には、原油や金、ガソリン、砂糖のように、実際に売買の対象となる実物の裏づけあり。
このような商品を先物で取引する場合、最初に先物を買っておいて、決済する段になって実際に金を払って現物を引き取ることも可能。

↓しかし

株価指数先物取引などでは、取引の対象となる日経平均株価やTOPIXは、あくまで計算上で算出された抽象的な数字であるにすぎない。
そのため、最終的な取引の期限が来ても、実物のやりとりができない。

↓したがって

最終的な決済期日が来た時は、すべて反対売買によって決済される。
その際に用いられる決済のための価格が「SQ」(特別清算指数)



(3)SQ値の計算方法
・SQ値の計算方法
SQ値は日経平均採用銘柄それぞれの始値を集めてきて計算したもの。

銘柄により、9時ちょうどに寄付くものもあれば、9時10分まで寄り付かないものもあるため、これを別々のタイミングで集めて計算することになる。

↓一方

・日経平均の計算方法
日経平均の始値は、9時01分時点で計算された日経平均、という意味。
9時01分の時点で寄り付いていない、なおかつ特別気配が出ていない銘柄については、前日終値を使って計算。


つまり、SQ値と日経平均の数値には乖離が生じうる!!

↓なぜ?このことが重要なのか?


(3)幻のSQ

・幻のSQとは
SQ日の日経平均株価がSQ値にタッチしないこと

↓もっと具体的にいうと

SQの日に日経平均がSQの値まで届かないことをいいます。
たとえば、SQの値が10000円であった場合、
SQ日の日経平均が一度も10000円に届かなかったような時を「幻のSQ」と呼んでいます。

なぜ、こういうことが起きるか?



SQ値と日経平均の計算の仕方の違いに原因あり!!

上述したように、SQ値は225銘柄の寄り付き値の平均値を計算しているのに対して、
日経平均は、ある時刻における225銘柄の平均値を計算しています。
また、日経平均は買い気配や売り気配となって寄り付いていない場合は前日の基準値で計算します。

そうなると、こういうことがおこってきます。
ストップ高やストップ安に張り付いた銘柄があり、
寄り付きの時間がバラバラになってしまった場合、
SQ値は異なる時刻につけた株価を平均することになりますが、
一方日経平均は寄り付いていない銘柄についても前日の基準値で計算して同時刻の平均を出します。
そのため、SQ値は日経平均株価とズレて、日経平均がつけない数値をつけることが出てくるのです。

では、幻のSQはどういう意味を持つのか?というと、

上に幻のSQが出れば相場は弱い。
下に幻のSQが出れば相場は強い。


という判断ができます。

なかなかに信頼性の高い指標になりえますので、SQ日には注目すべきかと思います。


(4)裁定取引で荒れるSQ
・メジャーSQは荒れることが多い

↓なぜか?

先物取引を利用した「裁定取引」が原因

※裁定取引とは
現物と先物との値段の差を利用した取引

通常の取引では、先物の価格は決済を先に伸ばしているために、その間の金利分だけ現物の価格よりも高くなるのが普通。
日経225先物の価格は、現物の日経平均株価よりも理屈の上では高くなる。

↓しかし

市場の状況によっては、先物の値段が金利分を上乗せした妥当値をさらに上回って取引されるというケースが出てくる。
そのような時に、割高な先物を売って、割安な現物を買うという価格差を狙った裁定取引が組まれる。

つまり、「先物売り:現物買い」のポジション。

この裁定取引のポジションが最終売買日まで持ち越されるとどうなるか?

SQによって強制的に「先物売り」のポジションが清算されるため、セットとなっている「現物買い」のポジションも反対売買の売りとなる。

したがって、裁定取引のポジションが膨らんだ状態のまま、3、6、9、12月の第2週を迎えると、売り懸念が膨らむ。



SQは休みを控えた週末の金曜日→市場では売りが優勢になりがち。



---------------------------------------------------------------------

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村
↑現在74位
もしよろしければ、1クリックをよろしくお願いします<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

人気ブログランキングへ
↑現在25位
楽しんでいただけましたらば、1日1票宜しくお願いします。

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
現在5位!
応援ありがとうございます!!

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎オプション講座 第6回「オプションの基本構造その2」

※オプション講座のレジュメアップについて
今行っている講座のレジュメをブログでアップしていくことにさせていただいております。
あくまで、これを素材に色々とお話をさせていただくことを前提としたレジュメですので、
これだけでは、内容は完全には分からないかとは思います。
ですが、もし、投資にあたってなにかのヒントになれば、という思いで掲載させていただきます。

----------------------------------------------------------------

オプション講座 第6回「オプションの基本構造その2」
※今回積み上げるもの
オプションの仕組みを認識する

1,オプション料の適正価値

(よくも悪くも)金融工学の金字塔である、
オプション価格理論「ブラック=ショールズ式」
→この価格理論を完成させたマイロン・ショールズとロバート・マートンは、その研究成果を認められて1997年にノーベル経済学賞を受賞。
(もう一人の立役者であるフィッシャー・ブラックはガンに冒されて受賞2年前に他界)

・コールプレミアム






つまり、
「オプションの本源的価値にN(d)を掛ければコールオプションの価格が計算できる」
ということ。

さらに簡単にいうと、
「オプションの本源的価値に、そのオプションがITMになる確率を掛けたらコールオプションの値段になる」
ということ。

※オプションの本源的価値
既にある利益


※N(d)(正規分布の累積密度関数)
標準正規分布において、dよりも小さくなる部分の面積
簡単にいうと、「株価が権利行使価格を超える確率」→要するに中学の時に習った「期待値計算」



・プットプレミアム







・コールオプションの価格から逆算


S:株価
K:権利行使価格
t:満期までの期間
r:短期金利
N(d):正規分布の累積密度関数



2,重要ポイントは2つ
・BSモデルの理解自体は、オプション取引で利益をあげることと必ずしも結びついていない


1、プレミアムを決める5つの要素
①現在の日経平均指数
日経平均が権利行使価格に近づけばPは上昇。離れれば下落。



②権利行使価格
権利行使価格がインになるほどPは上昇。アウトになるほど下落。



③満期(SQ日)までの残存期間
満期までの期間が長ければ長いほど、権利行使の確率UP!→P上昇。
満期までの期間が短ければ短いほど、権利行使の確率Down→P下落。

④短期金利
金利が上昇すれば、権利行使価格の現在価値は小さくなる。

現在の株価から権利行使価格の現在価値を差し引いたオプションの本源的価値は大きくなり、P上昇。

※しかし、数日から数週間の取引で金利の変化を云々しても仕方ないため、通常は無視。


⑤ボラティリティ
株価の変動率を標準偏差で表したもの。
ボラが大きければ大きいほどP上昇。
ボラが小さければ小さいほどP下落。

・HV(Historical Volatility)→過去数日間の日経平均の終値をもとに標準偏差を求め、それを年率に換算したもの
・IV(Implied Volatility)→市場参加者の思惑





※「オプション料」というふわりとしたものが、上記5つの要素からできていることを発見したことがBS式の大きな成果。

※5つの要素のうち、①~④までは、市場参加者の誰もが平等に知っている値。

↓つまり…




2,オプション料はボラティリティで決まる

・プレミアムが「割高」か「割安」かはボラティリティで決まる!





3、本源的価値について

※オプションはATMに価値がある
①オプションのP(時間的価値)はATM付近でもっとも高くなる。
②権利行使価格がITMやOTMになるにしたがって、Pは安くなっていく。
③権利行使価格がディープITMやディープOTMなら、Pはほとんど0(セロ)。


225OP市場においては、ディープITMの取引はほとんどない。



---------------------------------------------------------------------

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村
↑現在62位
もしよろしければ、1クリックをよろしくお願いします<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

人気ブログランキングへ
↑現在25位
楽しんでいただけましたらば、1日1票宜しくお願いします。

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
現在5位!
応援ありがとうございます!!
ランキング
下記ランキングに参加させていただいております。
もし、よろしければ一日一クリックをお願いいたします<(_ _)>
皆さんの応援をお待ちしています。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
プロフィール

ハレる

Author:ハレる
年齢:30歳手前
2002年から相場で口を糊しております。
投資スタイルは、株式・日経225先物・日経225オプションを組み合わせた短~中期トレード。
メインポジション:優位性の追求
ヘッジポジション:最悪の事態回避
という方針で日々相場と向き合っております。

リチャード・デニスやウィリアム・エックハートと、投資スタイルは違うものの同じ信念を共有していると考えています。
その信念とは「優秀なトレーダーは教育によって育成できる」というものです。
その信念に基づき、現在2人の弟子をとり、日々相場や社会構造、ひいては人間のあり方や認識についてまでせっそうなく議論し、共に精進しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
免責事項
当該「ヘッジ研究所」はハレるが運営するブログです。 当ブログに関わる著作権はハレるに属しハレるの許可なく複製・再配信等を行うことはできません。 ハレるは有価証券・株価指数先物・オプションの価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはなく、有価証券・株価指数先物・オプションの売買を勧誘するものでもありません。 また、本文・データなど内容すべてに関する正確性、信頼性、安全性、迅速性について。 直接または間接的に起因する損害や費用などの一切について、その程度を問わず、ハレるは責任を負わず、損害賠償に応じません。 投資・投機等のご判断は、全てご自身の責任においてされますようお願い致します。 ハレるは、皆様に生じた損害につきましては、その責を負いません。
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索フォーム
メルマガ
「メルマ」様と「まぐまぐ」様にてメルマガもやっております。
※内容はほとんど、ブログと同じです。
メルマガ登録・解除
ヘッジ研究所の「今日の警戒情報」
 
 powered by メルマガスタンドmelma! トップページへ
メルマガ購読・解除
ヘッジ研究所の「今日の警戒情報」
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。