スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◎リスクはどこに潜むか

◎リスクはどこに潜むか

1、市場の反応
私は、自分でも投資をする傍ら、
僭越ながら投資について人に教えることもしているのですが。
この間、その生徒さんからこのような質問がありました。

「充分に悪い経済指標が出ているのに、なぜ市場は下げずに好感するのですか?」

市場の反応という問題はなかなか難しい問題で、ひと括りにするのが難しいのですが、
強引にまとめますと、この質問に対する答えは以下の2点に集約できるのではないかと思います。


2、予測値よりはよかった
市場の反応、すなわち人の反応は
驚きという概念と密接に関わっていると、私は考えています。
自分の考えとのギャップがあるからこそ、反応があると。
この点、「驚きとはなにか」を示唆するよい例がありますので、引用したいと思います。

-------------------------------------------------------------
以下、引用

アリは常識というものをもっているのだろうか。この問いかけに対し、
社会生物学の創始者でピューリツァー賞を二度受賞したハーヴァードの昆虫学者エドワード・O・ウィルソンは、こう答えた。
「もし常識という言葉が、それまでうまくいっていた一連の経験則に従って生活しながらも、
その経験則を特別に詳しく検討もしないで生きていく方法を意味するのなら、確かにアリは常識をもっているといえるだろう。」
ウィルソンの判断基準で浮き彫りにされているのは、驚きが、一連の規則に従って行動するという考え方と密接に結びついている、という点だ。
日々の出来事を生み出している現実をめぐる規則が、常識をもとにした経験則に離反したとき、驚きが現れてくる。

以上、ジョン・L・キャスティ著「複雑性とパラドックス なぜ世界は予測できないのか?」より引用
-------------------------------------------------------------

このように、驚きというのは「常識をもとにした経験則に離反したとき」に現れるものだと考えると、
経済指標の発表と市場の反応との関係も分かりやすくなります。

この場合の経験則とはなにか。
これは様々な考えや手法で導き出された予測値であると思います。
なぜならば、予測値とは経験則に従って導き出された数字であるからです。
「こういう資料があるから、こういう数値になるだろう」と。

したがって、予測値どおりであれば経験則に離反していないため、反応は薄くなりますし、
予測値よりよければ、経験則に良い意味で離反し、例え悪い数値でもよい反応が得られます。

ここまで、やや難しくいいましたが、
これは全く難しい問題ではありません。

自分の経験に照らし合わせると簡単にイメージできるかと思います。
中学や高校の時、テストにて
「しくじった、これは30点くらいになることを覚悟しておかないと」
と思っていたら意外や意外、返ってきたテストは50点だったと、
そういう場合、たとえ絶対的な点数としては高得点とはいえなくとも、
自分の予測値よりはよかったわけですから、結果「よかった」とプラスの反応があるのです。


3、あまりの悪さに底打ちと考えた
では、予測値よりも悪い場合はどうかというと、
先ほどの例からすると「50点かと思っていたら30点だった」
というわけで、
通常なら悪い反応をするはずです。
しかし、あまりに悪い場合
「もうこれ以下はない」

「ということは、次は上がる」

と考えて、好反応することがあります。
市場は、通常実体経済に先行した数字を出しますから、
次の上昇分を織り込んで株価も上昇するという仕組みとなります。


4,リスクへの適用
さて、ここまで指標と市場の反応についてお話してきましたが、
今回使用した判断基準である「経験則との離反」は投資全体に適用しうるものだと思います。

例えば
相場の思わぬ変動=リスクと考えれば。
リスクとは、まさに経験則とのギャップに生まれるものだと考えてよいかと思います。
リーマンショックでは暴落し
GM倒産では小動きに終わったのも、その点に答えがありそうです。

そのあたりについては、色々と考えるところもあるので、また書きたいと思います。
---------------------------------------------------------------------
下記ランキングに参加させていただいております。
励みになりますので。
もし、よろしければクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

日経225先物オプションランキング
スポンサーサイト

テーマ : 理解を深めながら資金を増やそう
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎ヘッジに適した商品はなんだろうか?その4

◎ヘッジに適した商品はなんだろうか?その4

1、柔軟な商品「オプション」
さて、前回私流のヘッジの組み方について説明しましたが、
今回はいよいよ、ヘッジに最も適している(と私が思う)商品を紹介したいと思います。

私の場合、メインポジションを組む際に、細かいシナリオたてます。
従って、前回もお話したように「追わない部分の」利益が明確に浮かび上がってくることになるわけです。

とすると、
その「追わない部分の」利益に、できる限りぴったりと寄り添ったヘッジが組めると効率が良いわけです。
そういう条件に合った商品、ということでいいますと。
私は、現在市場に存在する商品の中では「オプション」が最もヘッジに適していると思います。
なぜならば、極めて柔軟で、
どのようなメインポジションにもぴったりと寄り添ったヘッジポジションを組むことができるからです。
しかも、単に守るのみならず、
メインポジションを攻めの面からもサポートすることができるのも大きな魅力です。
以下、例を挙げてイメージを持っていただきたいと思います。

2、オプションを使ったヘッジの一例
では、どのようにヘッジを組めるのか、具体例を挙げましょう。
(1)上げてよし、暴落してよし、のポジション
たとえば、メインポジションは225先物買いでロングのポジションをとっていて、
225オプションを利用したバックスプレッドでヘッジのポジションを組んだ場合。
日経平均が上昇すれば、先物買いもバックスプレッドも利益となります。
逆に、先物買いポジションにおいて最も怖い暴落が起きた場合、IV(ボラティリティ)が吹き上がり、先物買いの損失を補って余りある利益をバックスプレッドがあげることもあるのです。

(2)常山の蛇勢
と、実際のポジションを例にするだけでは、いまいちイメージが膨らまない方もおられるかと思いますので、今回もひとつ戦術を例に挙げてイメージを持っていただきたいと思います。
有名な孫子の兵法に「常山の蛇勢」という戦術があります。
これは、「常山に住む蛇は、首を撃てば尾が助け、尾を撃てば首が助け、胴を撃てば首と尾が助ける」という故事からきているもので、
「先陣と後陣、左翼と右翼などが互いに相応じて攻撃・防御し、敵が乗じることのできないようにする陣法」(「」は大辞林より引用)です。
柔軟で自由自在な用兵術のひとつとして知られる常山の蛇勢ですが、
これなどはオプションの性質に極めて似ているものであると思います。

---------------------------------------------------------------------
下記ランキングに参加させていただいております。
励みになりますので。
もし、よろしければクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

日経225先物オプションランキング

テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎ヘッジに適した商品はなんだろうか?その3

◎合理的と思われる商品選び~ヘッジの組み方

1,ハレる流ヘッジの組み方
さて、前回は私流のメインポジションの組み方をご紹介しました。
今回は、ヘッジポジションの組み方についてお話したいと思います。
私の場合、メインポジションにおいて、
シナリオに沿って「どこまでの利益を追うか」を明確に決めるため、
基本的には、「追わない部分の」利益を削り、
その部分をヘッジにまわすことをしています。

2,ヘッジの仕組み
というのも、私の知る限り、
「ヘッジポジションを組む」ということは、
すなわち、①「潜在的利益を削る」か、
もしくは②「潜在的損失を追加する」ことになるからです。
ヘッジポジションという新たな+(プラス)をつくるために、
既にあった潜在的な+(プラス)を削るか、
もしくはさらにリスクを背負い潜在的な-(マイナス)を付け加えるか。
が必要なわけです。
(※もちろん、さらに背負うリスクは
「許容できる部分」(自分の考えでは負う可能性の低いリスク)
に設定するのが合理的かと思います。)
このように、ヘッジを組むにあたり、
どこの利益を削り、もしくは、どこのリスクを増やすかが非常に重要になってきます。

3,ヘッジの強弱
また、ヘッジの度合いは危険度によって変えています。
よって、危険度については私なりに、日々アンテナをはっています。
それが、今のブログを作った原点となっています。
危険度にしたがって、
許容できるギリギリのラインにヘッジを敷くか、
それとも、さらに損失を抑えられるように敷くか。
どの部分にリスクを残すか、という考えをもとにヘッジを組むことになります。

4,「許容」のゆらぎ
このように、ヘッジの度合いを決めるには、
私の場合「許容」という概念が重要になるのですが。
許容という概念には幅があります。
なぜならば、資金力や環境(例えば、投資以外の収入の有無など)は人それぞれ違うからです。
私の場合は、相場における収入がメインとなっていますので、
大まかに
①退場になるラインと、
②その他のライン
とに分けています。
退場ラインは、相場師でいたい限りにおいて、
いついかなるときも死守すべきラインですが、
あとのラインまでヘッジを敷いて守るかは危険度しだいです。
危険度が高い状態のときは、損失可能性が高まるわけですから、
ラインを上げて資産を守れるような布陣にします。
相手軍の強さと自軍の強さを考えたうえで確保する退路の数や、
兵站を決めるようなイメージです。

さて、これまでの話を踏まえまして、
次回はいよいよ、ヘッジに適した商品について考えてみたいと思います。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

テーマ : 乗り越える金融危機
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎ヘッジに適した商品はなんだろうか?その2

◎合理的と思われる商品選び~メインの組み方

1、メインの組み方は人それぞれ
今回は、私自身のポジションの組み方を題材に、
まずはメインポジションの組み方を見ていきたいと思います。
メインポジションの組み方はいく通りも存在し、それぞれに儲けるために合理性がありますので。
各自自分が一番しっくりくる組み方をされるのがよいかと思っています。
以下に示す私の組み方はあくまで一例ですので、
「そんな組み方もあるのか」くらいの気持ちで気楽に読んでいただけると嬉しいです。

2、ハレる流メインの組み方
私はメインポジションの組み方について、
「優位性を追求する」
という方針をとっています。
手順は大まかに分けて2つで、
(1)シナリオをたてて
(2)そのシナリオの枠内でポジションの優位性を追求する

という具合です。
このような、ポジションの組立てかたをするにあたり、
株や先物、FXなど様々なものを試してきましたが、
一番有用だと思ったものはオプションでした。
理由は、オプションという商品が飛び抜けて柔軟性を有しているから、の一言に尽きます。

3、柔軟な商品「オプション」
私は特に日経225オプションをメインに使っているのですが、
オプションはポジションの組み方次第で、原資産である日経平均の動きが上でも下でも、そして動かなくても利益をあげられます。
さらにいえば、組み合わせ次第で「相場が上昇、もしくは暴落の時に利益になる」など他の商品では組み得ない二方面での利益獲得が可能になります。
私が持っているイメージとしては、
株式や先物、FXが積み木、オプションは粘土だと思っています。
どんな形にもなりうる柔軟性は、
シナリオを細かくたてたくなる習性のある私にとって、大変心地よい武器になります。

4、計算できる「相互関連性」
また、オプションは柔軟性だけでなく、粘土のように他のポジションとぴったりとくっつけられるのです。
というのも、損益図やリスクパラメーターが明確に算出されますので、
他のポジションと照らし合わせて計算することで、
全体としての損益予想図やリスクがはっきりと浮かび上がってくるのです。
オプションで作ったポジション同士だけではなく、同じ指数を原資産とする先物ともぴたりとくっつけることができます。
この場合の「ぴたり」とは、ポジション間の相互関連性を明確に把握できるという意味です。

各ポジションの数値化が簡単で、計算がしやすいオプションを使うことで、
自分のたてたシナリオにぴたりと沿った利益獲得手段を持ったポジションを組むことができるのがありがたいです。

あくまで個人的な見解ですが、
細かいシナリオをたてる方は、オプションを使われると合理的であるのかなと思います

---------------------------------------------------------------------

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

テーマ : 乗り越える金融危機
ジャンル : 株式・投資・マネー

◎ヘッジに適した商品はなんだろうか?その1

1、ヘッジに使えそうなもの
これまで、ヘッジと一言に言ってきましたが。
ヘッジとして使えるものとして、パッと浮かぶだけでも、
現物株式、信用取引、金融指数先物、商品先物、オプション、FX…
と様々なものが市場には用意されています。

2,メインポジションから考えていく
よく、「どの商品がヘッジに一番向いていますか?」という質問を受けます。
でも、もう一度ヘッジの定義を思い出してください。
私はヘッジを「リスクを、許容できる範囲に限定するポジション」と定義づけていますが、
他の定義をとったとしても、
ヘッジポジションはメインポジションの補助的な役割となっていると思います。
と、すれば、やはり補助の方から考えを進めていくことは合理に反していると思われますから、
メインポジションの方から考えていった方がよいように思います。

3,メインポジションは千差万別
さて、そのメインポジションですが、
積極的に利益を狙うメインポジションの組み方は人により千差万別で、
それぞれに強みや合理性があるものと思います。
ですので、そこに私が口を挟むべきではないと思います。
よって、次回からは、あくまで一例として
私自身のポジションの組み方を題材にヘッジに使う商品の選び方をみていきたいと思います。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

テーマ : 乗り越える金融危機
ジャンル : 株式・投資・マネー

ランキング
下記ランキングに参加させていただいております。
もし、よろしければ一日一クリックをお願いいたします<(_ _)>
皆さんの応援をお待ちしています。

にほんブログ村 先物取引ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 先物取引ブログ 日経225オプションへ
にほんブログ村
プロフィール

ハレる

Author:ハレる
年齢:30歳手前
2002年から相場で口を糊しております。
投資スタイルは、株式・日経225先物・日経225オプションを組み合わせた短~中期トレード。
メインポジション:優位性の追求
ヘッジポジション:最悪の事態回避
という方針で日々相場と向き合っております。

リチャード・デニスやウィリアム・エックハートと、投資スタイルは違うものの同じ信念を共有していると考えています。
その信念とは「優秀なトレーダーは教育によって育成できる」というものです。
その信念に基づき、現在2人の弟子をとり、日々相場や社会構造、ひいては人間のあり方や認識についてまでせっそうなく議論し、共に精進しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
免責事項
当該「ヘッジ研究所」はハレるが運営するブログです。 当ブログに関わる著作権はハレるに属しハレるの許可なく複製・再配信等を行うことはできません。 ハレるは有価証券・株価指数先物・オプションの価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはなく、有価証券・株価指数先物・オプションの売買を勧誘するものでもありません。 また、本文・データなど内容すべてに関する正確性、信頼性、安全性、迅速性について。 直接または間接的に起因する損害や費用などの一切について、その程度を問わず、ハレるは責任を負わず、損害賠償に応じません。 投資・投機等のご判断は、全てご自身の責任においてされますようお願い致します。 ハレるは、皆様に生じた損害につきましては、その責を負いません。
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索フォーム
メルマガ
「メルマ」様と「まぐまぐ」様にてメルマガもやっております。
※内容はほとんど、ブログと同じです。
メルマガ登録・解除
ヘッジ研究所の「今日の警戒情報」
 
 powered by メルマガスタンドmelma! トップページへ
メルマガ購読・解除
ヘッジ研究所の「今日の警戒情報」
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。