◎燃えるラトビア
◎燃えるラトビア
以前、
◎今日の警戒情報:7・14☆決算発表本格化(暴落警報発令中!)
でもお伝えしていました「ラトビア破綻危機」。
ざっと経緯をまとめると、
6月3日
・6月3日に発行予定であった政府短期証券への入札がゼロに。
さらに通貨ラトの切り下げ観測もでてくる。
これにより、周辺諸国であるポーランドやハンガリー等の通貨が下落。
また、ラトビア向けの融資が多いスウェーデンの銀行株も急落。
↓
6月19日
・EU首脳会議で、EU首脳がラトビアへの追加融資を迅速に行うとする欧州委員会の計画に支持を表明。破綻懸念は後退。
(※参考「EU首脳、ラトビアへの迅速な追加融資への支持表明」)
↓
6月29日
・IMFの元調査局長であるケネス・ロゴフ氏が
ラトビアは通貨ラトを切り下げて経済危機の悪化を回避すべきだと提言。
(※参考「ロゴフ元IMF調査局長:ラトビアは通貨切り下げを−ディレクト」)
↓
7月2日
EUによるラトビア向け融資のうち12億ユーロ(約1630億円)が7月中に実行される模様との報道。
(※参考「EU:ラトビア向け融資の2回目を今月実行、12億ユーロ−欧州委」)
↓
8月10日
米S&P、ラトビアの外貨建て長期債務格付けを従来の「BB+」から「BB」に引き下げ、アウトルック(格付け見通し)も「ネガティブ」(弱含み)に。
(※参考「ラトビア、財政破綻の危機 米S&P 格付け引き下げ」)
と、順調に経済危機の道を歩むラトビアですが、
さらに危機の色を増したようです。
債務の借り換えに失敗。
6ヶ月物国債の入札に誰も応じず…
と、窮地に追い込まれています。
(※参考「Worries over crisis-hit Latvia rise as debt auction disappoints」)
(※参考「Latvia on the brink」)
また、↓の記事ではラトビアの窮状が詳細に語られています。
(※参考「Banks brace for Latvia's collapse」)
ちょっと抜粋して訳してみると。
「The Baltic states are once again in the eye of the storm after leaked reports that Sweden is bracing for a full-blown economic and political "breakdown" in Latvia. 」
スウェーデンがラトビアの全面的な政治経済の「破綻」に備えている、とのレポートがリークされ、バルト諸国は再び台風の目となりました。
「The Svenska Dagbladet newspaper said Sweden's finance minister Anders Borg had told banks secretly that Latvia's political order was unravelling, advising them to prepare for the collapse of Latvia's rescue talks. 」
The Svenska Dagbladet newspaperは、スウェーデンのアンダース・ボルグ財務相が秘密裏に銀行に対して、ラトビアの政治秩序が乱れてきていると伝え、ラトビア救済協議の破綻に備えるよう助言したと報道しました。
「Latvia has failed to deliver draconian spending cuts agreed to secure the next tranche of its €7.5bn (£6.85bn) bail-out from the EU, the International Monetary Fund, and Sweden, balking at 20pc cuts in pensions and a further 15pc cut in public wages. 」
ラトビアはEUやIMF、スウェーデンから新たに救済資金75億ユーロを確保するために同意した厳格な支出削減を実現出来ておらず、年金の20%削減と公務員給与の15%追加削減の実施に二の足を踏んでいる。
「Latvia's economy contracted by 18.2pc in the twelve months to June, trumped only by Lithuania at 20.4pc. "Latvia's currency peg is back on the agenda, " said Hans Redeker from BNP Paribas. "The government has to relax policy for social reasons. The hardship this winter is going to be unbelievable."」
ラトビアの経済は6月までの12ヶ月間で18.2%縮小し、これより悪いのは20.4%縮小したリトアニアだけとなっています。
「ラトビアの通貨ペッグ制度が再び俎上に載せられている」とBNPパリバのハンス・レデカーは指摘します。
「政府は社会的な理由で政策を緩和しなければならないでしょう。この冬の厳しさは信じられないものになると思われます。」
「Mr Shearing said Latvia's economy would shink by 30pc whether it devalues or not. The peg merely draws out the agony, and slows the pace of inevitable defaults. 」
シアリング氏は、平価の切り下げがあろうがなかろうが、ラトビアの経済は30%縮小するだろうと語っています。
ペッグ制度は単に苦痛を引き伸ばしているだけであり、避けようのない破綻へ向かうペースを緩やかにする効果しかないのです。
「Latvia is piling up debt to defend its peg. The policy may backfire in any case. Fiscal contraction is causing tax revenues to implode, feeding a vicious circle. 」
ラトビアはペッグ制を守るために借金を積み重ねています。
この政策はいずれ裏目に出るでしょう。
財政収縮は税収破綻を導き、悪循環に燃料を投下することになります。
もはやスウェーデンやIMFという味方も失いつつあり、国内の統制もとれない状態にあるラトビア。
破綻はもう秒読みかもしれません。
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でもお伝えしていました「ラトビア破綻危機」。
ざっと経緯をまとめると、
6月3日
・6月3日に発行予定であった政府短期証券への入札がゼロに。
さらに通貨ラトの切り下げ観測もでてくる。
これにより、周辺諸国であるポーランドやハンガリー等の通貨が下落。
また、ラトビア向けの融資が多いスウェーデンの銀行株も急落。
↓
6月19日
・EU首脳会議で、EU首脳がラトビアへの追加融資を迅速に行うとする欧州委員会の計画に支持を表明。破綻懸念は後退。
(※参考「EU首脳、ラトビアへの迅速な追加融資への支持表明」)
↓
6月29日
・IMFの元調査局長であるケネス・ロゴフ氏が
ラトビアは通貨ラトを切り下げて経済危機の悪化を回避すべきだと提言。
(※参考「ロゴフ元IMF調査局長:ラトビアは通貨切り下げを−ディレクト」)
↓
7月2日
EUによるラトビア向け融資のうち12億ユーロ(約1630億円)が7月中に実行される模様との報道。
(※参考「EU:ラトビア向け融資の2回目を今月実行、12億ユーロ−欧州委」)
↓
8月10日
米S&P、ラトビアの外貨建て長期債務格付けを従来の「BB+」から「BB」に引き下げ、アウトルック(格付け見通し)も「ネガティブ」(弱含み)に。
(※参考「ラトビア、財政破綻の危機 米S&P 格付け引き下げ」)
と、順調に経済危機の道を歩むラトビアですが、
さらに危機の色を増したようです。
債務の借り換えに失敗。
6ヶ月物国債の入札に誰も応じず…
と、窮地に追い込まれています。
(※参考「Worries over crisis-hit Latvia rise as debt auction disappoints」)
(※参考「Latvia on the brink」)
また、↓の記事ではラトビアの窮状が詳細に語られています。
(※参考「Banks brace for Latvia's collapse」)
ちょっと抜粋して訳してみると。
「The Baltic states are once again in the eye of the storm after leaked reports that Sweden is bracing for a full-blown economic and political "breakdown" in Latvia. 」
スウェーデンがラトビアの全面的な政治経済の「破綻」に備えている、とのレポートがリークされ、バルト諸国は再び台風の目となりました。
「The Svenska Dagbladet newspaper said Sweden's finance minister Anders Borg had told banks secretly that Latvia's political order was unravelling, advising them to prepare for the collapse of Latvia's rescue talks. 」
The Svenska Dagbladet newspaperは、スウェーデンのアンダース・ボルグ財務相が秘密裏に銀行に対して、ラトビアの政治秩序が乱れてきていると伝え、ラトビア救済協議の破綻に備えるよう助言したと報道しました。
「Latvia has failed to deliver draconian spending cuts agreed to secure the next tranche of its €7.5bn (£6.85bn) bail-out from the EU, the International Monetary Fund, and Sweden, balking at 20pc cuts in pensions and a further 15pc cut in public wages. 」
ラトビアはEUやIMF、スウェーデンから新たに救済資金75億ユーロを確保するために同意した厳格な支出削減を実現出来ておらず、年金の20%削減と公務員給与の15%追加削減の実施に二の足を踏んでいる。
「Latvia's economy contracted by 18.2pc in the twelve months to June, trumped only by Lithuania at 20.4pc. "Latvia's currency peg is back on the agenda, " said Hans Redeker from BNP Paribas. "The government has to relax policy for social reasons. The hardship this winter is going to be unbelievable."」
ラトビアの経済は6月までの12ヶ月間で18.2%縮小し、これより悪いのは20.4%縮小したリトアニアだけとなっています。
「ラトビアの通貨ペッグ制度が再び俎上に載せられている」とBNPパリバのハンス・レデカーは指摘します。
「政府は社会的な理由で政策を緩和しなければならないでしょう。この冬の厳しさは信じられないものになると思われます。」
「Mr Shearing said Latvia's economy would shink by 30pc whether it devalues or not. The peg merely draws out the agony, and slows the pace of inevitable defaults. 」
シアリング氏は、平価の切り下げがあろうがなかろうが、ラトビアの経済は30%縮小するだろうと語っています。
ペッグ制度は単に苦痛を引き伸ばしているだけであり、避けようのない破綻へ向かうペースを緩やかにする効果しかないのです。
「Latvia is piling up debt to defend its peg. The policy may backfire in any case. Fiscal contraction is causing tax revenues to implode, feeding a vicious circle. 」
ラトビアはペッグ制を守るために借金を積み重ねています。
この政策はいずれ裏目に出るでしょう。
財政収縮は税収破綻を導き、悪循環に燃料を投下することになります。
もはやスウェーデンやIMFという味方も失いつつあり、国内の統制もとれない状態にあるラトビア。
破綻はもう秒読みかもしれません。
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テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済


