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◎今日の警戒情報:6・10☆上昇・下落警戒警報!!☆

※警戒度 A:大変危険 B:ほどほどに注意 C:頭の片隅にでも
(特にことわりがなければ、日経225についての警戒情報です)

6月10日
日経平均 9991.49↑204.67
225日中06 9990↑210

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【今日の警戒レベル】
↑上昇警戒レベル A
・テクニカル・需給・センチメントと文句のつけどころが非常に少ない。
 リーマンショック前の12000円レベルまで真空状態で青空が広がる。
↓下落警戒レベル A
・他は圧倒的に買い方有利。しかし、ファンダをみれば買えない位置に。
 6月9日の3年債は順調に入札されたが、まだ10日に10年債190億ドル、11日に30年債110億ドル
の米国債入札が控えており、要警戒。

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【今日の変更点】(内容の変更のみで、日付など些細な変更は含みません)
◎上昇警戒要素◎
*** ファンダ ***
・「②良好なセンチメント」文章変更
・「③閑散に売りなし」削除
・「④4月機械受注」削除
◎下落警戒要素◎
*** ファンダ ***
・「⑤総額650億ドルの米国債入札」文章変更
・「⑧GM・クライスラー破綻」文章変更
・「⑩ラトビア破綻」追加
*** テクニカル ***
・「①ダブルディストリビューション」文章変更
◎総合考量◎
・「☆総合考量☆」文章変更。

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↑上昇警戒要素↑
*** ファンダ ***
①日・米の新経済対策 C
今さらインパクトのある経済対策は考えにくい。
欧・米・日共に財政出動・金利政策は限界っぽい。
特に欧米は国債の格付け引き下げを睨みながらなので特に難しいと考えられる。

②良好なセンチメント A
好材料は素直に好感し、
悪材料は出尽くし、もしくは織り込み済みと好感する「良好なセンチメント」は継続中。
本日の機械受注の事前予想下ブレも気にせず上昇。

*** テクニカル ***
①きれいな上昇トレンド A
25日線で綺麗にはねかえって、
200日線、9500円に続き、ネックライン9520円、週足・雲下限9580円も突破。
もはや上に節目らしい節目もなく。
リーマンショック前の12000円レベルが意識される展開か。。
さらには、月足では大陽線に三陽連。
そして真空地帯に突入。
テクニカル的には文句のつけようがない。
上方向には強い警戒感が必要かと。

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↓下落警戒要素↓
*** ファンダ ***
①PER30倍超え A
日経平均のPERは現在約35倍。
このV字回復を前提とした数字は達成困難である可能性がある。
さらに、他の国と比較した場合、
米は約20倍、欧は10~15倍、露が約9倍、ブラジルが約13倍(日経ヴェリタス調べ)
と日本はかなり割高となっている。

②PBR1倍超え B
買い方のめどになりやすいPBR1倍は既に超えた。
現在割安感はなし。

③米金融機関の現実と株価のギャップ A
実際にはグダグダだと思われる米金融機関と現在の株価のギャップはすさまじいものに
なってきている。
FBR理事や地区連銀総裁の経済見通しで、2009年の失業率が、9.2%~9.6%となった。
ストレステストで用いられた景気最悪シナリオの前提である2009年の失業率
は8.9%であるため、早速シミュレーションの前提が崩された形となる。
GMが破綻したことで、業率が更に上昇することはほぼ確実。
ストレステストは、金融機関への信用を取り戻す策であるというのが私の個人的な見解だが、
こうも早くボロが出ると投資家の頭に金融危機の文字が再び浮かぶのでは?

※6月6日追記
5日の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数の減少幅が予想を大きく下回ったが、
その一方で失業率は上昇した。
失業率は前月の8.9%から9.4%と上昇し、1983年7月以来の水準に達した。
この失業率の数字は明らかにストレステストの前提よりも悪く、
やはり、金融不安再燃の可能性を考えておきたい。

④米英国債格付け引き下げ B
21日には、S&Pが英国債の格付け見通しを引き下げ。
これを嫌気して欧州株相場が急落し、その流れが米国株にも波及した。
しかし、S&Pがニュージーランドの長期ソブリン格付けの見通しを「ネガティブ(弱含み)」→「ステーブル(安定的)」に引き上げた。
財政赤字が拡大傾向にあるニュージーランドソブリンの格付けが引き上げられたことから、
米国債の格付け引き下げ懸念は一時的に後退したとみてよいと思います。
しかし、米国では10年債利回りが一時3.74%に達しており、値崩れは止まっていない。
米経済の懸念事項を再度考えてみると。
政府運営の国民健康保険であるメディケアなど社会保障において多額の赤字増加が見込まれており、
これに金融危機対策のための財政出動が重なれば米財政は急激に悪化する。
最近では、5月12日のFT紙において、
米国会計検査院(GAO)の元長官であるDavid Walker氏が米国債がトリプルAの格付けを失う危険性を指摘しています。
America’s triple A rating is at risk

⑤総額650億ドルの米国債入札 A
さらなる国債発行によって、為替がドル安に振れる可能性あり。
さらに、もうひとつ。
現在のファンダと株価のギャップを、
市場が思い出すきっかけになる可能性があるため注意したい。
やや、古い記事だが。
5月16日にWSJ系情報誌バロンズが、
米国債バブルの崩壊について書いた記事に注目したい。
U.S. Blues
この記事の言うとおり、
2008年後半には、
リスクを回避しようとした投資家は米国債にどんどん流れ、
数10年間で最も低いレベルへ利回りは下がった。
この頃の30年物の米長期国債の利回りは3%未満。

しかし、今年に入り、米国債バブルは崩壊。
ここで、先月の7日にあった30年物米国債の入札について振り返りたい。
2月以降で最大の下落となったこの日。
30年債利回りは6カ月ぶりの高水準に上昇しました。
この時の、最高落札利回りは4.288%。
現在、30年債利回りは4.48%にまで上昇しており、
市場参加者は、さらなるディスカウントを要求する可能性あり。

ドルの裏付けであるアメリカ国家の信用が崩れてきているとも考えられ、
要注意です。
(7日に警戒要素詳解として「◎米国債の抱える悩み」を書きました。
よければ、参考にしてください)

※6月6日追記
ロイターの記事によると、
「米議会予算局(CBO)の推計によると、
政府債務の対GDP比率は、オバマ政権の予算案を前提にすると、
2008年末に40.8%(5.8兆ドル)、
2010年末に64.7%(9.3兆ドル)、
2019年末に82.4%(17.3兆ドル)になる。」
とのこと、
また
「この試算は2011年以降、
一部の増税などで財政再建策を講じた上での数字で、
これが十分機能しなければ、政府債務はGDP比100%を超えるとみられる。」
とのことであり、現在の政府債務の異常さが分かる。
バーナンキFRB議長は、
3日の米下院予算委員会では、国債買い入れ増額の意思は、明確にしなかったが、
米国債に関する言い回しには極めて慎重だった。
勘ぐれば、国債についてのそのような慎重な姿勢は、
そのまま、事態の深刻さを表しているものともとれる。
引き続き、注意をしたいところ。
(上記「」内はロイターの記事「米国債、次のシステミックリスク震源地にも」から引用)

※6月10日追記
9日の3年債入札は好調に終わったようだが、
米国債が暴落の起点となる可能性は未だ消えておらず、警戒度は維持。

⑥英破綻懸念 B
財政赤字と通貨発行量が急増。
また、英政府の経済見通しがIMFより甘い点も懸念材料。

⑦露破綻懸念 C
経済成長-9.5%。
石油価格次第では英より先に破綻する懸念あり。

※6月5日追記
WTI原油先物は現在約70ドルにまで上昇。
5月26日のNewsweekによると、
ロシアの2009年度予算は原油価格が41ドルとの見通しに基づいているとのこと。
現在の価格帯を維持できるのであれば、ロシアの危機は遠のくことになる。
また、
同記事によるメドベージェフ大統領の発言によると、
「2010─12年の予算は、
慎重な原油価格見通しを踏まえて編成されるべきとの見方を示し」ているようで、
「クドリン財務相は記者団に対して
「政府は保守的なシナリオを支持する。
2010年の(原油価格)予想は50ドル、
2011年は52ドル、2012年は53ドル」と語った」
そうだ。
(「」内はNewsweek「ロシアの今後3年の予算、慎重な原油価格予想に基づくべき=大統領」より引用 )
一時よりはかなり減ったとはいえ、
もともと、外貨準備高が豊富なロシア。
(2月1日時点で、3868億9400万ドル※参考「 [ロシア株]外貨準備高は1月に9.4%減 」 )
上記のような保守的な見通しで予算が組まれるのであれば、
原油価格急落という状況にならない限り、
ロシアの危機というのはしばらく遠ざかりそうだと考えられる。

⑧GM・クライスラー破綻 C
米自動車大手クライスラーが9日、
フィアットなどへの資産売却を最高裁が容認したことを受けて
「売却は間もなく完了する」との声明を発表。
これにより、再建への懸念が大分後退した。

⑨北朝鮮問題 B
北朝鮮に弾道ミサイル再発射の可能性があるとの報道。
日経新聞の報じるところによると、発射は早ければ来月中の可能性もあり、ということ。
万が一ミサイル(の切り離し部品)が日本に落ちるようなことがあれば、リスクは一気に増大する。
また、時事通信によると、中国共産党機関紙が31日に、北朝鮮の有事への対応に関する専門家の見解を載せたとのこと。
共産党機関誌が友好国である北朝鮮に関してこのようなことを取り上げるのは異例のことらしい。
さらに、
韓国が「大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)」に全面参加すると発表したことに関しても、
北朝鮮は「宣戦布告とみなし、敵対行為には即時に軍事的に対応する」とする厳しい声明を発表している。
国際的な緊張感の高まりを受けて警戒度をUP。

⑩ラトビア破綻 B
バルト諸国の1つであるラトビアが経済破綻の危機に瀕している。
3日に発行予定であった政府短期証券への入札がゼロになり、
さらに通貨ラトの切り下げ観測もでてきた。
これにより、周辺諸国であるポーランドやハンガリー等の通貨が下落。
また、ラトビア向けの融資が多いスウェーデンの銀行株も急落。
このような連鎖反応が西欧にまで届くと重大な危機を招きかねないため、警戒。

*** テクニカル ***
①ダブルディストリビューション B
本日も、相場の転換期に現れるこのテクニカル指標が出現。

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☆総合考量☆
機関投資家がコールオプションの売り手にまわっているため、10000円を大きく超えてくると、先物へヘッジ買いが入り、一段高を招く可能性も出てきた。
また、ここより上は真空状態のため一気に値幅が出る可能性も。
ショートポジションの方はなんらかのヘッジを当てられることを薦めます。

ファンダ的にみた場合には、やはり下落を超えて暴落すら招きかねない要素が非常に多いため、そちらも油断ならず暴落に対するヘッジは必要と考えます。
特に、今週は、メジャーSQがあることにくわえて、総額650億ドルの米国債入札もあり、
どんな波乱が起こるかわからないため、下落用のヘッジを組まれることを薦めます。

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【結論】
ロングポジにはオプションを利用した「プットバック」が
ショートポジにも「プットバック」がヘッジとして有効だと思います。

いったん動き出せば、上下どちらかに大きく振れる可能性があります。
上下どちらの動きにも対応できるプットバックは、
備えとして大きな意味を持つと思います。

※参考までに『プットバックの組み方』
プットバックが組みたいけど、どう組めばいいか分からない。
という方向けに、簡単に説明させていただきます。
このポジションは、
なるべく先の限月のPUTの売りと買いを組み合わせます。
(出来高を考えると、今なら8月限あたりが妥当かと)
ATMのPUTを数枚売り、さらにOTMのPUTを数枚買います。
(※証拠金のことを考えると、買いから組み始めた方がよいかと思います。)
ATM側の枚数よりOTM側の枚数の方を多く仕込むことで、
暴落時にOTMPUTの価格が噴きあがり、大きな利益となりえます。
(※ショートストラングルを組んでいた人の買戻しなどが関わってくるため、必ずそうなるというわけではありませんが…)
ATM側の枚数とOTM側の枚数をどのような比率にするか、は色々とあるのですが、
大きな動きに備えるならば、「ガンマ」に合わせるのがよいかと思います。
すなわち、ATM側の売りとOTM側の買い全体でガンマがフラットになるようにポジションを組むのです。
以上、簡単ではありましたが、説明させていただきました。
なお、あくまでこの組み方はハレるが好む組み方であり、
実際に組まれる際は、自己責任でお願いいたします。
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ハレる

Author:ハレる
年齢:30歳手前
2002年から相場で口を糊しております。
投資スタイルは、株式・日経225先物・日経225オプションを組み合わせた短~中期トレード。
メインポジション:優位性の追求
ヘッジポジション:最悪の事態回避
という方針で日々相場と向き合っております。

リチャード・デニスやウィリアム・エックハートと、投資スタイルは違うものの同じ信念を共有していると考えています。
その信念とは「優秀なトレーダーは教育によって育成できる」というものです。
その信念に基づき、現在2人の弟子をとり、日々相場や社会構造、ひいては人間のあり方や認識についてまでせっそうなく議論し、共に精進しています。

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