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◎ギリシャの何が問題なのか?

ずっと市場にくすぶり続けていて、
先週市場を恐怖のどんぞこに叩き落としたギリシャ問題。

テレビでも新聞でもわーわー騒いでおりますが、
いったい何がどう問題なのか?

今日はこのあたりを探ってみたいと思います。


1,何が問題か?

(1)ギリシャ単体での影響は少ない

ギリシャ単体だけをみると、どうも世界的な問題には発展しそうにありません。
なぜなら、ギリシャのGDPはユーロ圏全体の2・5%と小さく、規模が小さいからです。

だいたいが、ギリシャの赤字問題というのも今に始まったことではなく
経済の悪化もここにきていきなりひどくなったわけでもありません
ギリシャにはオリーブオイルの輸出や観光以外に目立った産業や社会の基盤もなく、
もともと慢性的な赤字体質だったのです。



(2)問題なのは資金市場への影響

PIIGSの5カ国間における資金の『貸し借り』は複雑に絡まり合っています。
例えば、今問題となっているギリシャはアイルランドからもスペインからもポルトガルからもイタリアからも資金の「借り」ており、また「貸し」てもいます。
このことは、他のPIIGSも同様で、

PIIGSの5カ国は全て、他の4カ国と資金の「貸し」「借り」両方の関係を持っています。
そしてまた、PIIGSの5カ国は全て、ドイツ・フランス・イギリスから資金を借りています。

そして、これらの「貸し借りの関係」は巡りめぐってアメリカや日本にも繋がっています。
このような「貸し借り」の連鎖で繋がり合っている金融機関同士がいったん疑心暗鬼になるとひどいことになります。

なんせ、どの国のどの金融機関がどの国に対してどれだけのエクスポージャーをもっているのかが完全に把握できている人間がいないので、
互いの疑心暗鬼がさらなる妄想を呼び、「やばい!!」とみんなでいっせいにリスク回避の方向に動きやすいのです。
そうなると、一気に資金市場は閑散化してしまいます。


金融機関というものは、とにもかくにも資金繰りが重要です。
自己資本不足などについては、会計処理でごまかしもできますが、資金繰りはそうはいきません。
金融機関の場合は、かなりのレバレッジをきかせたバランスシートの構造をしていますから、資金繰りが逼迫するとあっというまに破綻してしまいます。
そして、ひとつの銀行破綻が他行の資金を逼迫させたり、銀行間の資金のやりとりが萎縮したりして、システム全体の流動性をさらに下げることにつながり、リーマンショック時のような状況になってしまいます。


私はこのことが最も大きな問題だと捉えています。

(もちろん、それ以前にそんな脆弱なシステム自体に問題がありますが、レバレッジに手を染めなければ金融機関同士の競争に負けるため、進むも地獄・引くも地獄の様相となっています)


資金市場の問題の片鱗は、以下の記事あたりに出ているのではないかと思います。

(※参考「ドル不足が深刻化、欧州財政危機が金融危機に転化する兆候」)



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プロフィール

ハレる

Author:ハレる
年齢:30歳手前
2002年から相場で口を糊しております。
投資スタイルは、株式・日経225先物・日経225オプションを組み合わせた短~中期トレード。
メインポジション:優位性の追求
ヘッジポジション:最悪の事態回避
という方針で日々相場と向き合っております。

リチャード・デニスやウィリアム・エックハートと、投資スタイルは違うものの同じ信念を共有していると考えています。
その信念とは「優秀なトレーダーは教育によって育成できる」というものです。
その信念に基づき、現在2人の弟子をとり、日々相場や社会構造、ひいては人間のあり方や認識についてまでせっそうなく議論し、共に精進しています。

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